作家・有島武郎が地元岩内町出身の画家・木田金次郎との交流を描いた小説、「生れ出づる悩み」。
その「生れ出づる悩み」をテーマに、道内26作家それぞれが読後感そのままに描いた油彩画を展示する美術館です。
明治・大正期の小説家。札幌農学校(のちの北海道大学)卒業後、軍隊生活を経て渡米。留学後、志賀直哉・武者小路実篤らと共に同人「白樺」に参加し、
白樺派の中心人物の一人として小説・評論を執筆した。「生れ出づる悩み」は、「カインの末裔」と並ぶ代表作のひとつ。
北海道の洋画壇を代表する、岩内町出身の画家。漁業を続けながら生涯を岩内で過ごし、自由な作風で地元の風景画を描き続けた。1910年、17歳の時に
有島武郎と出会い、木田をモデルとした小説「生れ出づる悩み」が誕生する。